こんにちは。GTNET群馬の産本です!

普段は車関係のお話しが多いこの場所ですが、たまには別の話題を…!

ということで、先日行われたモータースポーツ観戦のことを書いてみようと思います。

GTNETではスーパー耐久ST-XクラスにGT-Rで参戦するなど、日頃からモータースポーツを通じて技術や知識の向上に取り組んでいます。その戦いはとてもシビアなもので、ドライバーの訓練や車のセッティングはもちろんのこと、作戦の立案や気象コンディションの判断等いろいろな要素が勝敗に関係してきます。そんな中、皆様の応援の甲斐もあり、結果をしっかりと残せてきていることは私達にとって大きな自信へと繋がっており、各店舗でのサービス提供にも生かせているものと思います。

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決勝レースフライトの様子で今回は、モータースポーツに対する見識を更に高めるために「世界最速」と言われるモータースポーツ、レッドブル・エアレースを観戦してきました!

世界の8か所で戦うシリーズ戦なのですが、昨年に続き今年も日本で開催されたのです。去年は行くことができなかったので、今年こそは見に行くしかないでしょう!

いや、ごたくはともかく私、実は飛行機大好きなんです…(^^;

最高時速370km、最大重力加速度10Gというハードな条件の中で正確にコースを回りタイムを競う訳ですが、3次元でそれを行うことがどれだけ難しいことか、まだ飛行機を操縦したことのない私でも何となく想像はできます。

地上と違い、風の向きや強さを瞬時に感じ、コースを補正する必要もあるでよう。10Gを超えるとそのフライトが失格になる為、無理な突っ込みもできません。もちろん、マシンのコンディションもとても重要な要素です。高度にオーガナイズされたフライトの中で正確さと速さを競うなんて、正にモータースポーツの頂点と言える内容です。

細かく書いていくときりが無くなりますし、他のサイトでもいくらでも書かれていることと思うので、私が見てきた、感じたことを書くことにしましょう。

表彰台の室屋選手既に色々なところで話題に上っていますのでご存知の方も多いでしょうが、実は今回の千葉の空を制したのは唯一の日本人選手である室屋選手だったのです!

今回、有力視されていた選手は室屋選手も含め何人もいました。最初は16人いた決勝参加選手がトーナメントで生き残り、最後は4人でのタイム勝負となる訳ですが、強豪たちの中で室屋選手のフライトは、一番慎重な飛び方に見えました。もちろん、高いレベルでキレはあるのですが、無理をしないのです。他の強豪の何人かは、10Gを超えるフライトを行い失格になるなどしていました。

世界で一番の座を争う場面では、きっと想像もつかないプレッシャーを受けてのフライトとなることでしょう。他の選手より速く飛ぶため、少しでも小回りしたい場面もあるはずです(それにより10Gを超えてしまうのです)。しかし最後までプレッシャーに負けず、言ってみれば自分との闘いに見事勝利したのが室屋選手だったのだと感じました。

離着陸は観戦会場と離れているため、表彰式の様子などはモニターでしか見ることができませんでしたが、会場にいたほとんどすべての人が室屋選手の勝利を祝福し、惜しみない拍手を送っていました。航空業界では決して先進国とは言えない日本のパイロットが、日本で開催されたレースで勝利してくれるなんて、どれほどドラマチックなことか! 日本の航空スポーツ史にとって記念すべき出来事に、その場に立ち会えたことに感謝です!

 

室屋選手がインタビューで語っていた言葉がとても素敵でしたので、皆様にもお伝えしておきたいです。

 

「僕はただのパイロット。勝てたのは、作戦を考えた仲間やエンジニア達、チームのみんなのお蔭です」

 

このような事を素直に思える人だからこそ、このような高みに昇ることができたのだろうと思いますし、応援してくれる人がたくさんいるんだと思います。カッコよすぎます!

私も空を飛びたいと思っている端くれですが、慢心することなく飛べるパイロットになりたい、ならなければ、と思った、とある日曜日でした。