こんにちは

GTNET群馬店営業アシスタントの松田ですー。

今年は冷夏だったような気がします。去年は家でもエアコンが欠かせない状態でしたが、今年はほとんど使いませんでした。

私がもともと寒がりなのもありますが、最近は扇風機の風すら寒く感じます。

 

 

しかし9月前半　日中はまだまだ暑い日が続きますので、

 

車のエアコンは欠かせないですよね。

徐々に涼しくなってきたとはいえ、日向にあった車のドアを開けると熱気に包まれます。

 

 

そんな中、エアコンがきかないという症状を訴える車の修理をいたしました！

今回その症状を訴えてきた方の車は日産 スカイライン GT-R BNR34です。

本日はスカイラインGT-Rのエアコン修理をご覧いただきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

エアコンの不調で考えられるパターンは…

・コンプレッサーのなんらかの故障

・内部の圧力の異常

・エアコンガスの漏れ・エアコンガス切れ

・ファンの故障

等が挙げられます。

 

今回の故障の原因は………

エアコンガスの漏れでした！

 

と、一口に「エアコンガス漏れてる」と言っても、どこから漏れているのかという問題があります。

漏れている箇所を特定しなければ、当然部品も交換ができませんのでまずそれを調べました。

 

 

メカニックの人に聞いてみました。

エアコンが効かないという症状のポイントは2つだそうです。

 

電気的に壊れているのか、機械的に壊れているのかだそうです。

電気的にというのは、システム的に壊れているのかどうかというところです。

要するに、スイッチを押してもコンプレッサが稼働しないと電気的に壊れていると判断するようです。

配線関係が壊れているという可能性があります。

電気的に動かない場合は、機械的にも壊れている可能性も疑うようです。

高校の時に習った必要条件と十分条件を思い出しますね^^

 

機械的に壊れているというのは、ガスが入っているかどうか等を調べます。

ガスが入っているかどうかというのはゲージマニホールドというガスの圧力を計る器具を使用し、数値を測定します。

 

ここでガスが抜けていると判定された場合は、ガスリークテスターを使います。

最近のガスリークテスターはさまざまな手法があります。

フロンガスに反応して音が鳴るもの。

わずかな隙間があった場合に泡となって出てきて知らせるもの。

特殊な液剤をガスの注入口から入れて循環させ、紫外線のライトを当てると反応して識別するもの。

などなど、さまざまなテスターがあるようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ブラックライトに反応する液剤を入れることで、反応をみます。

 

 

 

今回はコンデンサーから漏れていたようです！

コンデンサーから冷媒（エアコンガス）が漏れてしまっていたため、エアコンが効かなくなってしまったようです。

なので、コンデンサーを取り替えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

まず冷媒（エアコンガス）漏れの原因のコンデンサーを外します。

色が濃くなっているところが見えると思いますが、このあたり（赤○の辺り）から漏れていたようです。

 

コンデンサーの役目はコンプレッサから圧送された、高温の冷媒を冷却し液状に戻す役割をしております。

ここで、高温・高圧の冷媒を冷却しています。

しかし、素人の私はコンデンサーが壊れていると言われても、そもそもコンデンサーがどういう仕組みなのか全くわかりませんでした。

検索してよく見る図を見ると、冷媒がコンデンサーの中を何往復もして冷やされている図を見ますが、実物のコンデンサーを見ると「そんなチューブみたいなものどこにもないじゃん…」

と5分くらい外したコンデンサーをみましたが、結局わからず。

どうやってコンデンサーが冷媒の温度を下げているのか私には理解できませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

が、

もしかして、この横にたくさん走っている板のようなものの中で冷媒が冷やされているのか？

と思いました。

実物はかなり細いですし、そんなわけないよなー…。

などと思っていましたが、そこが解明されないことにはどうにもできないのでコンデンサーの断面図を見るために、思い切って切断してみることにしました！

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コンデンサーを切断している最中です！

 

 

そして

断面図がこちら！！

 

 

 

 

 

 

 

すごい！日本の技術ってすごい！

その場にいた全員で賞賛しました。

この細い平行線の中に小さい穴が開いていて、そこを冷媒が通過するときに風によって熱を奪われて冷却しているということがわかりました！

この細かい穴のどこかからエアコンガスがもれていてエアコンが効かなくなっていたのですね！

 

 

新しいコンデンサーをスカイラインGT-Rにつけて、無事にエアコンは直りました^^

 

 

 

皆様のお車のエアコンはいかがでしょうか？

最近エアコンの調子が悪いと感じている方はもしかしたらコンデンサーが原因かもしれません。

「エアコンが効かなくてもうダメ！」

と思っている方は我慢しないでGTNETにご相談ください！

みなさまのエアコン修理いたします^^

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GTNET群馬店営業アシスタントの松田でしたー。

 

 

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