こんにちは
GTNET群馬店営業アシスタントの松田です。
春眠暁を覚えず…、深い眠りにいざなわれますね。
桜の開花もし始めて、漸く春を感じられる気候になってまいりました。
今年度も皆様のご期待に応えられる店舗となりますよう邁進いたしますので
今年度もGTNET群馬店を宜しくお願いいたします。
さて、今回はマツダ RX-8のエンジンのせかえ作業をいたしましたので
ご紹介いたします。
今回ご入庫されましたのは、エンジンのかかりが悪いということで
当店で診断することとなりエンジンの圧縮を測りましたところ、圧縮が低下しており、交換が必要な状態でした。
今回、保証期間内ということでリビルトエンジンを使用し、エンジンを交換することとなりました。
RX-8はツーロータリーエンジンなので、前後の圧縮を計ります。
左:前側 右:後側
測定器の左の数字がエンジン回転数、右の3つがローターの三室の圧縮値です。
RX-8の標準値と限度値は下記のとおりです。
圧縮圧力標準値 850kpa-250rpm
圧縮圧力限度値 680kpa-250rpm
三室差 1.5kg/㎠以下
ロータ差 1.0kg/㎠以下
今回のお客様の場合、限度値よりも下回ってしまっていたため、オーバーホールとなりました。
RX-8のエンジン脱着作業は、エンジンとミッションを一緒に降ろしたほうが効率がいいようなので
エンジンとミッション一緒にを降ろしたようです。
しかしその前にエンジンオイル、ミッションオイル、LLCを抜く作業を行います。
プロペラシャフトを外すときにミッションオイルが漏れてしまう為、その他の液体も同様です。
それ以外にも配線、ホース類をすべて取り外します。
そしてようやくエンジンとミッションが降りてきます。
こちらが降ろしましたエンジンとミッションになります。
かなりの重量で、推定150kgほど。
作業を行うに当たりまして、細心の注意を払い作業を行いました。
こちらがミッションを取り外しまして、エンジンだけになったものです。
そしてこちらが新しくつけるリビルトエンジンです。
エンジンののせかえということですが、
接続部などに使用しております消耗品を多数新品のものを使用いたしました。
それがこちらです。
Oリング、ガスケット、チューブ、ナット、ホースなどの消耗品部品です。
単純にのせかえと一口で言っても
これだけ多くの消耗品を新しいものに交換いたしました。
結果、圧縮が標準値以上になり、エンジンのかかりも改善されました。
無事に修理が完了しましたね。
もしエンジンのかかりが悪いと感じていらっしゃる方がおりましたら
一度圧縮を計ってみることをお勧めいたします。
そうならない予防策として、
ロータリーエンジンの方はレシプロエンジンとは違い、エンジン内部にオイルを入れて冷却を促したり燃焼ガスのシール性を高めている為、こまめなエンジンオイル交換をすることが大切です。
あとは、適度にエンジンを回すためにアクセルを踏むことも大事なようです。
ロータリーエンジンは燃焼室にオイルを入れながら燃焼をするので、カーボンやスラッジがたまりやすいようで、それらを外に出すためにも、適度にアクセルを踏むことも予防になります。
もし何かご不調がありましたら
GTNETへお気軽にお問合せください。
GTNET群馬店
群馬県伊勢崎市上泉町90-1
営業時間: 10~20時
定休日: 火曜日
TEL:0270-89-2111
FAX:0270-89-2112