こんにちは、GTNET群馬店の松田です。
南中高度が低くなってきましたね。
影が長くできるようになってきました。
日も短くなってきましたし、夏も終わりですね。
9月末まで暑いイメージがありましたが、今年は大分涼しくて過ごしやすい。
ですが！
真夏の社内は灼熱ですよね。
シルビアのエアコンが効かないということで、修理のご入庫されました。
なぜ効かなくなってしまっていたかというと…
こちらがコンデンサーですね。
そのコンデンサーの…
赤い丸の部分ですね。
コンデンサーのパイプが削れて、ここからエアコンガスが漏れてしまい、冷媒がなくなっている状態でした。
なぜパイプが毀傷してしまったかと言いますと、
社外品のアルミラジエーターが入っていたのですが、こちらが通常のものよりも大きいサイズで
コンデンサーのパイプ部分が接触し摩耗の後に毀傷してしまったようです。
以前にも同じケースのお車がご入庫されたことがありますね。
社外品をお取付の際はご注意ください！！
そしてこちらが、リキッドタンクですね。
リキッドタンクは、コンデンサーとエキスパンションバルブの間に取り付けられていて
コンデンサーで液化した冷媒を、冷房負荷に応じてエバポレーターに供給できるよう一時的に冷媒はここに貯えられます。
また、リキッドタンク内部には冷凍サイクル内の”不純物”や”水分”を取り除くためにストレーナーと乾燥剤が封入されています。
冷凍サイクル中に水分が含まれていると
- 各機能部品を腐食
- エキスパンションバルブの細孔で凍結して冷媒の流れを阻害
等の弊害が起こる場合があります。
大気に晒されないはずのものですがこちらが晒され、大気中の水分を吸水してしまい本来の性能を発揮できなくなってしまっておりましたので
こちらも交換となりました。
大気中の湿度を吸水してしまったリキッドタンクは振ると音がするらしく、今回の物も振ると音が鳴るようになっておりました。
そしてこちらがリキッドタンクまでのホースですね。
こちらも一式交換となりました。
今回は保証の対象内となり、保証修理となりました。
真夏にエアコンが効かないという地獄のような状況が改善されましたね！
もしなにか予兆がございましたら、早めにご相談ください。
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