こんにちは、GTNET群馬店の松田です。
GWももう終わりですね。
早かった……久々の長期休みでした。
皆様どちらかに行かれましたでしょうか?
休みも終わり、帰宅のラッシュの渋滞に巻き込まれることも考えられますが
渋滞で眠くなり前の車にうっかり追突という事故も少なくないのでお気を付けください。
さて、本日はGTNETのレースカーのメンテナンスの様子をご覧ください。
先日レースから帰ってきた弊社のレースカーです。
既にボンネットもドアも外れた状態でした。
やはりレース用の車となると、内装も全然違いますね。
ロールバーがついていますね。
何故つけなければならないのか調べてみました。
1.剛性の向上の為
高速で旋回するレーシングカーは強い遠心力がかかるため、硬いボディーであっても歪みが生じます。それを歪みにくくするためにロールバーをつけます。
遠心力でボディーが歪むと、タイヤをはじめとした足回りも一緒に歪み、操作する感覚が悪化します。
それを解消するためにロールバーを入れて歪みにくくしているそうです。
2.安全性の向上
ロールバーを入れて運転席がつぶれないように補強してあるのです。
高速でクラッシュする可能性のある中で、運転席などがつぶれてしまったら死傷に繋がる為に補強しています。
オープンカーは屋根が無いために横転したり、高速で事故をすると危険なので入念にロールバーを組み立てているようです。
斜め前からみるとこのようになっております。
人間でいうところの下顎が無くなってしまったかのように見えますね……
頭蓋骨の標本を見ているような気持になります。
そしてしばらくして、再度訪れてみるとこのようになっておりました。
これもすべて外すそうです。
レースが終わったら必ずこの作業を行い、掃除をするようです。
勿論、掃除をするのも目的のひとつですが損傷度合いをチェックする目的が主にあるようです。
足回りはタイヤカスが付着するので、そのタイヤカスを全てとります。
下に黒いもじゃもじゃしたものがついているかと思いますが、これがタイヤカスですね。
軽く掃除をしただけでこれだけタイヤカスが出てきます。
どれだけタイヤが高温になっているのか、なんとなく想像できますね。
実際のタイヤはこちらです。
溝が全くないですね。
『スリックタイヤ』という名称です。
地面との接地面積を上げることによってグリップ力をあげています。
しかし、雨の日であれば水を排水するための溝がないスリックタイヤでは危険なので使用いたしません。
作業の妨げになるようなものは外して邪魔にならないところに置いておきます。
そして、今回新品のミッションを載せ替えます。
一度バラバラにして、一つ一つの部品ごとにオイルを塗ってました。
そして、ついに!
全部外してしまい、何もない状態になりました。
ここまでバラバラになっているのは初めて見ました。
ここから、チェックを済ませ、新しいミッションを載せて組み上げていきます。
こちらが降ろしたエンジンですね。
レースカーはこうして毎回のメンテナンスを経てレースに出ております。
以前、ドライバーの方がギアチェンジの際に違和感があると言った時に、その部分を全てバラバラにしてチェックしたこともございます。
一つの不備も残さないようにレースに挑みます。
いかがでしたでしょうか。
弊社のメカニックはレースの知識を生かし車検や整備をいたしますので、より安心の整備を提供することが可能です。
整備に関するプロフェッショナルですので、ご安心ください。
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